一般社団法人日本能率協会主催のレストラン関係者が参加する展示会で、『「お米」の消費を最大化する ~米食のメリット・銘柄・炊飯を極める~』というテーマで講演を行いました。
お米のトレンドでは、今年の作柄、天候不順がもたらす影響、値上がりの要因について。最近の食味の流行や今年から来年にかけてデビューする新品種を紹介。食味審査員の立場として、お米を見極める際の評価ポイント(粘り・付着・こし・硬さなど)を説明しました。
新米の美味しい炊き方では、活性化酵素(βアミラーゼ)の働きに注目して、水の選び方、温度、水加減、浸漬時間を説明し、お米の弾力・甘み・粘りが増す洗米を実演、その後、和・洋・中・家庭料理・丼・寿司など、料理に合うおすすめの品種を紹介しながら、会場の皆様に新米を試食していただきました。
日本人のお米の消費量、カロリー摂取量が減少する中、肥満が増えている現状から、「ごはんは太るの勘違い」について、高脂質食と肥満の関連性、炭水化物抜きダイエットやカロリーオフの弊害を説明、元気で健康的な食生活には、ごはん食が欠かせないことを話しました。
ごはん食を推進するための提案として、学校給食に電気炊飯器を導入した高知県南国市の例を紹介、炊きたてのごはんを提供することで、食べ残しが減り、ごはん食に対する関心が高まったそうです。日本の伝統食である和食、その和食文化に欠かせない「お米」を次の世代につなぐ取り組みを続けていきたいと思います。
関連リンク:和食産業展
講習日 | 2017年11月21日(火) |
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時間 | 11:00~11:40 |
対象 | 食品、飲料のバイヤー |
会場 | 東京ビッグサイト 東6ホール |